平安貴族の和歌に込めた思い・続々
〜小野小町・小野篁・醍醐天皇・藤原彰子・大弐三位・赤染衛門・二条天皇〜
今井雅晴 著(筑波大学名誉教授)
B6判・並製・192頁
シリーズ続篇。絶世の美女といわれる謎多き歌人・小野小町、父・道長、弟・頼通の摂関政治全盛期をその人柄で支えた中宮・藤原彰子、「末の世の賢王」と期待されつつ夭折した二条天皇など、平安時代を生きた貴族7人の生涯をたどりつつ、残された和歌からその人物像や思いを探る。
◎目次より◎
1 小野小町〜機知に富んだ和歌を詠んだ、「世界三大美女」の一人〜
2 小野篁〜学問・政治・漢詩・書・和歌に優れた豪快な人物〜
3 醍醐天皇〜三十三年に及ぶ意欲的な親政。『古今和歌集』を完成〜
4 藤原彰子〜道長の娘。優れた政治家で道長や頼通たちに慕われる〜
5 大弐三位〜紫式部の娘。歌人として活躍〜
6 赤染衛門〜家族:妹や夫、息子、曽孫への思い〜
7 二条天皇〜後白河法皇の皇子。その影に隠れた「末の世の賢王」〜
発行:2025年8月
ISBN:978-4-910494-41-8